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2026/08/24 00:05

30代になって、服の買い方が分からなくなった。20代のときの服はもう似合わない気がするけれど、では何を買えばいいのか。

「30代 メンズ ファッション」で検索すると、24選、30選という記事が出てきます。読み終わって、結局どれを買えばいいのか分からないままになりませんか。

この記事の結論
30代に必要なのは7着です。
当店の在庫から実際に7着そろえて、全部の実寸を測りました。
合計71,720円。組み合わせは14通りになります。

※記事中の写真は当店の商品画像です。キャプションで名前を挙げているアイテム以外は、当店の商品ではありません。

BV_トレンドロングウールコート キャメル

7着のうちの1着。BV_トレンドロングウールコート

30代に必要なのは7着です

先に全部出します。当店の在庫から選んだ7着です。数字はすべてMサイズの実寸で、商品ページに書いてあるものをそのまま使っています。

分類商品バスト価格
シャツイタリアンカラーシルエットシャツ96cm7,780
ニットメリノウール100% Vネック100cm8,280
ジャケットヘリンボーン柄ストライプウールシングル96cm14,800
コートBV_トレンドロングウールコート118cm12,800
パンツコーデュロイ裾口34.5cm8,280
パンツタック入りテーパード裾口35cm8,980
ダブルモンクスエードローファー25〜28.5cm10,800

合計71,720円です。1着あたり1万円ちょっと。24選のうち何を買うか迷う時間を、この7着に置き換えられます。

なぜ7着で足りるのか

上に着るものが4着、下が2本、靴が1足。この組み合わせを数えると、成立する着方は7通りあります。

・シャツ1枚
・ニット1枚
・シャツ+ニット
・シャツ+ジャケット
・ニット+コート
・シャツ+ニット+コート
・シャツ+ジャケット+コート

7通り×パンツ2本で14通り。平日2週間、毎日違う格好ができます。これ以上は要りません。

「Mサイズ」という表記は、あてになりません

7着を選ぶ前に、当店の在庫を全部測りました。シャツ・ニット・ジャケット・コートの269型です。結果を先に出します。

分類実寸のある型数Mサイズのバスト
シャツ62型90〜138cm(48cm差
ニット(長袖)100型76〜120cm(44cm差
ジャケット73型88〜126cm(38cm差
コート34型92〜134cm(42cm差

どの分類も、同じ「M」の中に40cm前後の幅があります。シャツのMがバスト90cmのこともあれば、138cmのこともある。「Mだから合う」は成立しません。

なぜここまで開くのか

理由は2つあります。1つは海外製が多いこと。表記のMが日本のSに相当する型があります。もう1つはシルエットの設計です。体の線を出すスリムと、肩を落としたオーバーサイズが、同じ「M」で並んでいます。

だから30代の服選びは、サイズ表記ではなく実寸で決めます。見るのはバストの数字1つだけです。それだけで、重ね着が入るかどうかが分かります。

重ね着は引き算で決まります

7着を選ぶときに使ったのは、好みではありません。当店が別の記事で出した2つの数字です。

・コートの下にニットを着るなら、バストの差は10cm以上
・コートの下にジャケットを着るなら、バストの差は20cm以上

ジャケットは肩パッドと芯地で厚みが出るので、ニット1枚とは別物です。この2つで7着を組みました。

実際に引いてみます

組み合わせ引き算基準
コート118 − ジャケット9622cm20cm ○
コート118 − ニット10018cm10cm ○
ニット100 − シャツ964cm10cm △

上の2つは余裕があります。問題は3つ目です。

なぜ10cmなのか

コートの中で腕を動かすには、体の厚みに加えて、布が滑る隙間が要ります。ぴったりだと、腕を上げたときに背中が引っ張られます。10cmのうち半分ほどが体の厚み、残りが布の動く隙間です。腕を前に出すと、背中の布は5cm近く引っ張られます。

ジャケットが20cmなのは、肩パッドと芯地のぶんです。試着室で腕を組んでみると、この差がすぐ分かりますよ。

14通りを表にします

着方引き算季節
シャツ1枚春・秋
ニット1枚
シャツ+ニット4cm秋・冬
シャツ+ジャケット肩で見る春・秋
ニット+コート18cm
シャツ+ニット+コート18cm真冬
シャツ+ジャケット+コート22cm

これにパンツ2本を掛けて14通りです。秋から春まで、これで埋まります。重ねる順番が決まっているので、朝に組み立てを考える必要がありません。

この7着で、寸法がぎりぎりの組み合わせが2つあります

この7着には、基準に届いていない組み合わせが2つあります。買う前に知っておいてください。

ニット100 − シャツ96 = 4cm

当店の基準は10cmです。4cmでは足りません。
ただしこのニットはメリノウール100%のハイゲージで、生地が薄い型です。実際には入ります。問題は、厚手のニットに替えたときです。ローゲージのニットなら、この組み合わせは崩れます。ニットを買い足すなら、バスト106cm以上を選んでください。

ジャケットの肩は42cm、シャツの肩は43cm

シャツのほうが1cm広い寸法です。数字だけ見れば、シャツの肩線がジャケットからはみ出します。
このシャツはイタリアンカラーで肩線が落ち気味に作られているので、着れば収まります。ただし肩の張ったシャツに替えると、ジャケットの肩が浮きます。シャツを買い足すときは、肩幅42cm以下を見てください。

この2つを知っていれば、買い足すときに同じところでつまずきません。

コートは、見た目で選ぶと中に何も入りません

コートを買うとき、丈と色と素材を見ますよね。バストの数字を見る方は、ほとんどいません。ここを飛ばすと、せっかく買ったコートが1枚でしか着られなくなります。

当店のコート34型を、バストで分けるとこうなります。

バスト型数中に着られるもの
110cm未満18型ニット1枚まで。ジャケットは入りません
110〜115cm5型薄手のジャケットならぎりぎり
116cm以上11型ジャケットが余裕を持って入ります

半分以上のコートには、ジャケットが入りません。コートは「上に着るもの」ですが、何を中に着る想定で作られているかは型ごとにばらばらです。だから丈や色より先に、バストを見ます。

108cmのコートで考えてみます

たとえばバスト108cmのステンカラーコート。上質なウールの型です。ここにバスト102cmのジャケットを合わせると差は6cmで、20cmには届きません。この型は、薄手のニット1枚の上に着る前提のコートです。そう分かって選べば、きれいに着られます。

値段でも素材でもなく、バストの数字です。ジャケットの上から羽織るつもりなら、バスト116cm以上を選んでください。当店の34型では11型が該当します。

1着ずつ、数字で説明します

シャツ|バスト96cm・肩幅43cm

イタリアンカラーシルエットシャツ ホワイト

<柔らかテロッと素材>高品質!イタリアンカラーシルエットシャツ 4色展開

無地の長袖です。ホワイトを選んでください。7着の土台になるので、柄は入れません。イタリアンカラーは襟の返りが柔らかく、第1ボタンを開けても襟が寝ません。ベージュを含む4色展開で、在庫は40点あります。7,780円。

1つだけお断りします。この型は商品ページの素材欄に、商品名が入ったままになっています。混率をお伝えできません。直します。

イタリアンカラーシルエットシャツ ブルー

同型のブルー。白と2枚持つなら、次はこの色です

イタリアンカラーシルエットシャツを見る ▶

ニット|バスト100cm・肩幅41.5cm

メリノウール100%Vネックニット ブラック

【高品質メリノウール100%使用】Vネックニット 9色展開

当店の長袖ニット101型で、メリノウール100%はこの型だけです。バスト100cmはシャツが普通に入る寸法。Vネックなので、写真のように襟を出しても首元に厚みが乗りません。9色ありますが、7着に入れるならブラックかネイビーです。在庫は72点。8,280円。

ニットのバストで下に着るものが決まる話は、別の記事に101型分まとめています。

ニットの記事|下に着るものはバストで決まる ▶

メリノウール100%Vネックニットを見る ▶

ジャケット|バスト96cm・肩幅42cm

ヘリンボーン柄ストライプウールジャケット ラペル

<ウール混で暖かい!>ヘリンボーン柄ストライプウールシングルジャケット

シングルの2つボタン。素材欄はウール30%とポリエステル70%です。ヘリンボーンに細いストライプが重なった生地で、無地より表情が出ます。30代で1着だけジャケットを持つなら、ダブルではなくシングルです。14,800円。

当店のジャケット73型のうち、バスト96cm以下は21型。残り52型はもっと大きい寸法です。バスト116cm以上のコートに合わせるなら、この21型から選ぶと確実です。在庫は10点と少なめです。

ヘリンボーン柄ストライプウールジャケット 着用

写真はタートルネックの上に着ています

ヘリンボーンウールジャケットを見る ▶

コート|バスト118cm・肩幅66cm

BV_トレンドロングウールコート 背面

BV_トレンドロングウールコート 2色展開

肩幅66cmという数字に驚かれたと思います。これは肩線が腕の途中まで落ちている型だからです。ジャケットの上に羽織れる余裕は、ここから来ています。着丈108cm、ベルト付き。素材欄はウール。2色展開で在庫16点。12,800円。

着丈108cmは、身長170cmの方で膝がしっかり隠れる長さです。当店のコートの着丈は80cmから113cmまであるので、この型は長いほうになります。丈が長いぶん、下のパンツは細くしてください。上下ともに大きいと、輪郭が四角くなります。

BV_トレンドロングウールコート 横から

横から見たところ。肩線が腕まで落ちています

BV_トレンドロングウールコートを見る ▶

パンツ2本|裾口34.5cmと35cm

コーデュロイタックパンツ グリーン

コーデュロイタックパンツ

1本目はコーデュロイ。太い畝が入っているので、上が無地でも下が持ちます。タックが入っていて、腰まわりに余裕があります。29サイズでウエスト76cm・総丈96cm・裾口34.5cm。在庫は56点。8,280円。

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タック入りテーパードパンツ ブルー

タック入りテーパードパンツ

2本目はセンタープレスの入ったテーパード。裾はダブルです。ウエスト74cm・股下69cm・裾口35cm(29サイズ)。8,980円。

タック入りテーパードパンツを見る ▶

2本とも裾口が35cm前後です。30代の足元は、この数字で決まります。裾口の話は別の記事に詳しく書いています。

きれいめカジュアル メンズ|30代40代は下半身で決まる ▶

靴|25〜28.5cm

ダブルモンクスエードローファー ブラウン

ダブルモンクスエードローファー 3色展開

1足だけ持つなら、これです。当店で唯一、アッパーが牛スエードと明記されているダブルモンク。紐靴ほど硬くならず、飾りのない靴より華やかになります。ローファーは普段のスニーカーより1.0〜2.0cm下げて選んでください。この型の商品ページには「普段スニーカー26.5cm ⇒ 24.5〜25cm」と書いてあります。10,800円。

サイズは25cmから28.5cmまで。2cm下げて24cmになる方は、この型では買えません。その場合は24cmから展開している型を選んでください。当店のローファーとレースアップ15型のうち、24cmから買えるのは8型です。

ローファーの記事|モテる男はサイズを下げる ▶

ダブルモンクスエードローファーを見る ▶

シャツだけは、選べる型が限られます

7着のうち、いちばん選びにくいのがシャツです。理由を数字で書きます。

当店のシャツは64型。実寸が書いてあるのは62型で、バストは90cmから138cmまであります。ところが、長袖でバスト94cm以下は3型しかありません。

バスト商品7着に使えるか
90cmドレスアップジェントルプリーツシャツ✕ タキシードシャツ
94cmホリゾンタルカラーデニムシャツ△ デニム
94cmレザー切り替えポケットシャツ✕ PUレザー切り替え

いちばん細い90cmは、胸に細かいひだの付いたタキシードシャツです。商品名では分かりません。シャツを選ぶときは、必ず写真を拡大して襟と胸元を見てください。

つまり当店で普段使いできる長袖シャツは、実質バスト96cmからです。これが、ニットとの差が4cmしか取れない理由です。細身の長袖は、当店として増やしていきます。

シャツ62型の分布

バスト型数使いどころ
90〜99cm20型ジャケットやニットの下に入る
100〜109cm17型1枚で着る。下に肌着まで
110〜119cm18型オーバーサイズ。羽織りとして
120cm以上7型上に何も着ない前提

90cm台の20型が、重ね着に使える帯です。ただしこの20型には半袖も含まれています。長袖に絞ると、選択肢はさらに減ります。シャツを探すときは、バストと袖の両方を見てください。

なぜ24選が要らないのか

24着あっても、着る組み合わせは増えません。増えるのは、朝に迷う時間だけです。

7着なら、上に着るもの4着の関係を全部覚えられます。コートの下にジャケットが入るか。ニットの下にシャツが入るか。この2つだけです。迷ったら引き算をしてください。10cm残らなければ、その組み合わせは入りません。

買い足すときの数字

・ニットを足すなら、バスト106cm以上(シャツとの差10cm)
・シャツを足すなら、肩幅42cm以下(ジャケットからはみ出さない)
・コートを足すなら、バスト116cm以上(ジャケットとの差20cm)

この3つを財布に入れておくくらいでちょうどいいです。店頭でも通販でも、まず商品ページの実寸を見て、手持ちの服から引く。それだけで買い物の失敗はほとんど消えます。

7着で足りない場面もあります

正直に書きます。この7着でカバーできない場面が2つあります。

1つ目|冠婚葬祭

結婚式も葬儀も、この7着では出られません。ジャケットはヘリンボーンの柄物で、パンツもコーデュロイとブルーです。礼服は別に必要です。仕事でスーツを着ない方ほど、1着だけ用意しておいてください。

2つ目|真夏

7月と8月は、シャツ1枚とパンツだけになります。ウールのジャケットもコートも出番がありません。実質、この7着は9月から6月までの服です。夏に足すなら、半袖のシャツかポロシャツを2枚。それで年間が埋まります。

逆に言えば、1年のうち10か月を7着で回せます。24選を買いそろえるより、ここから始めるほうが早いです。

よくある質問

Q. 30代で、いきなり7着そろえるのは大変です

順番があります。シャツ、パンツ、靴の3つからです。この3つは1年中使えます。ニットとコートは秋、ジャケットは春でも構いません。

Q. 自分のサイズが分かりません

いま持っている「ちょうどいい」服を平置きにして、脇の下から脇の下までを測ってください。その数字を2倍したものがバストの実寸です。当店の商品ページの数字と、そのまま比べられます。

Q. 40代になったら何が変わりますか

見る場所が変わります。30代は上半身の重ね着が入るかどうか。40代は肩です。肩線の位置が合っていないと、休日の服だけ急に老けて見えます。40代の方は40代のイケオジファッションの記事を先に読んでください。

Q. Tシャツやパーカーは要りませんか

この7着に入れなかったのは、コートやジャケットと役割が重ならないようにしたからです。Tシャツを足すなら、ニットの下に入る寸法かどうかだけ確認してください。バストの差が10cm取れていれば問題ありません。

Q. 色はどうすればいいですか

シャツは白、ニットは黒かネイビー、ジャケットとコートはベージュ系。パンツで色を入れてください。この7着なら、上が無地でも下のコーデュロイが効きます。

Q. スーツは要りませんか

この7着は休日と平服の想定です。仕事でスーツが要る方は別に用意してください。スーツはイケオジスーツの記事に数字で書いています。

当店の不備も書いておきます

7着を選ぶ過程で、当店の商品ページに直すべきところが見つかりました。

・シャツの素材欄に、商品名が入っている型があります
・シャツ64型のうち2型に、実寸の記載がありません
・「ホワイトボタンチェックシャツ」という名前なのに、白がない型があります
・長袖の細身シャツの品ぞろえが薄いことは、そのとおりです

順次直していきます。

まとめ

30代に必要なのは7着です。
シャツ・ニット・ジャケット・コート・パンツ2本・靴。合計71,720円。
重ね着は引き算で決まります。コートの下にニットなら10cm、ジャケットなら20cm。
当店の7着は22cmと18cmで成立し、ニットとシャツの差4cmだけが基準に届いていません。
迷ったら、24選ではなく引き算をしてください。

重ね着の余裕の話はコートの記事に、ニットの下に何を着るかはニットの記事に、靴のサイズはローファーの記事に、それぞれ数字で書いています。

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<基本送料>
本島790円
北海道1500円沖縄1500円
小物はレターパック
370円・520円

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