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2026/08/22 09:58

ローファーを買ったのに、なんだか決まらない。写真で見たときのあの感じにならない。
原因はデザインでも色でもありません。ほぼ確実に、サイズが大きすぎます。
※記事中の写真は当店の商品画像です。キャプションで名前を挙げているアイテム以外は、当店の商品ではありません。
ローファーは紐がありません。紐靴なら締めて調整できますが、ローファーは履いた瞬間の寸法がそのまま最終形です。少し大きいだけで、歩くたびにかかとが抜けます。かかとが抜けると、つま先で靴を引っかけて歩くことになり、あの独特の「借りてきた靴」の見え方になります。
当店はローファーとレースアップシューズを扱っています。サンダルとスリッポンを除くと、いま買えるのは14型です。この14型を全部並べて、サイズ・素材・ソールの数字を出しました。大手のコーデ記事には、この数字が1つも載っていません。
この記事の結論
ローファーは、普段のスニーカーより1.0〜2.0cm下げて選んでください。
下げ幅は型ごとに違います。当店の14型でも、書いてあるものと書いていないものがあります。
当店の商品ページには「2cm下げてください」と書いてあります
これは一般論ではありません。当店の商品ページに、実際に書いてある文章です。
たとえば ダブルモンクスエードローファー の説明文には、こう書いてあります。「ローファーの為、普段履かれているスニーカーよりサイズダウンにて注文されてください。」そして、モデルの換算まで載っています。普段スニーカー26.5cm ⇒ 24.5〜25cm。
換算が書いてある3型を並べます
| 商品 | 記載されている換算 | 下げ幅 |
|---|---|---|
| ダブルモンクスエードローファー | 普段26.5cm ⇒ 24.5〜25cm | 1.5〜2.0cm |
| カリグラフィ文字入りローファー | 普段26.5cm ⇒ 24.5〜25.5cm | 1.0〜2.0cm |
| スエードフック金具ローファー | 普段26.5cm ⇒ 24.5cm | 2.0cm |
同じ26.5cmの人が、型によって24.5cmだったり25.5cmだったりします。1cmの幅があります。「ローファーは1サイズ下」という覚え方では足りません。
残りの11型には、換算が書いてありません
正直に書きます。
14型のうち、換算が書いてあるのは3型だけです。残り11型の商品ページには、サイズダウンの記載がありません。順次追加していきます。
それまでは、この記事の「1.0〜2.0cm下げる」を目安にしてください。
迷ったら、下げ幅の小さいほうから試してください。ローファーは甲で止める靴なので、小さすぎると甲が痛くなります。大きいときはインソールで詰められますが、小さいときは打つ手がありません。
24cmから買えるのは、12型のうち7型です
サイズを下げると、今度は下限に当たります。当店のサイズ展開を数えました。cm表記の12型のうち、24cmから展開しているのは7型。残り5型は25cmからです。
普段26cmの方が2cm下げると24cm。この時点で選べるのが半分になります。サイズの小さい方ほど、早めに見てください。
ローファーの種類は、甲の飾りで見分けます
「革靴の種類」で調べると、シーン別や格式の話が出てきます。それも大事なのですが、買うときに最初に見るのは甲です。ローファーは甲に何が付いているかで名前が決まります。
コインローファー(ペニーローファー)
甲に革のベルトが渡してあり、その真ん中に細い切り込みが入っているものです。この切り込みに硬貨を挟んだのが名前の由来と言われています。飾りが少ないぶん、いちばん合わせやすい形です。
ダブルモンクストラップ
甲にベルトが2本、バックルが2つ付いているものです。もとは修道士の靴だったと言われています。紐靴ほど硬くならず、飾りのない靴より華やかになります。当店で最も多いのがこの形で、14型のうち3型あります。
タッセルローファー
甲に房飾りが下がっているものです。ドレスシューズの中では砕けた位置づけですが、ジャケットとの相性がいい形です。当店には1型あります。
リボン(ボウ)
甲に細い革のリボンが結ばれているものです。イタリア靴に多い形で、日本ではあまり見かけません。当店には2型あります。
紐靴(レースアップ)
これはローファーではありませんが、当店の同じカテゴリに入っています。紐で締められるので、サイズの調整が利きます。
当店の14型を、甲の飾りで分けるとこうなります
価格の安い順に、全部並べます。
| 商品 | 甲の飾り | 価格 | サイズ |
|---|---|---|---|
| ボリュームドレザーローファー | 紐靴(厚底) | 9,980 | 24〜27.5 |
| ダブルモンクスエードローファー | ダブルモンク | 10,800 | 25〜28.5 |
| スエードイタリアンローファー | リボン | 10,800 | 24〜28 |
| レッドソールドレスローファー | 飾りなし | 11,800 | 24〜28.5 |
| ダブルモンクレザーローファー | ダブルモンク | 12,000 | 24〜27.5 |
| ダブルモンク艶レザーローファー | ダブルモンク | 12,000 | 24〜28 |
| トリコロールエナメルローファー | 紐靴 | 12,000 | 24〜27.5 |
| スエードレザーローファー | リボン | 12,800 | 25〜28 |
| シープレザー風トラッドローファー | コイン | 12,800 | 約23.5〜 |
| クラシックローファー | コイン | 13,800 | 約24〜28 |
| スエードフック金具ローファー | ベルト+金具 | 15,800 | 24〜28 |
| ウイングチップカーフレザーシューズ | 紐靴 | 15,800 | 25〜28.5 |
| カリグラフィ文字入りローファー | 飾りなし | 17,800 | 25〜28.5 |
| ブリティッシュタッセルレザーローファー | タッセル | 17,800 | 25〜28 |
この表から出てくること
飾りの華やかさと価格は、まったく比例していません。
いちばん飾りの多いダブルモンクが10,800円で、飾りのない一枚革が17,800円です。
価格を決めているのは飾りではなく、素材とソールです。
ダブルモンクの3型

ダブルモンクスエードローファー 3色展開
当店で唯一、アッパーが牛スエードと明記されているダブルモンクです。ライニングはシープスキン、ソールはゴム。ブラック・ブラウン・グリーンの3色で、グリーンは当店でも2型しかない色ですよ。

ダブルモンクレザーローファー 3色展開
こちらは素材欄に「レザー」とだけ書かれています。混率や種類の記載がないので、当店としては「本革です」と言い切れません。24cmから展開しているので、サイズを下げた結果24cmになった方はこちらです。

ダブルモンク艶レザーローファー 3色展開
素材欄は「高品質PUレザー」です。合成皮革ですが、この艶はPUだから出せるものです。本革でこの光り方を出すには手入れが要ります。雨の日に履くなら、むしろこちらが正解ですよ。
リボンの2型

スエードイタリアンローファー 3色展開
アッパーはカウレザースエード。本革のスエードです。10,800円で本革のスエードが入るのは、この型とダブルモンクスエードの2型だけです。キャメル・ブラウン・ブラックの3色。

スエードレザーローファー 4色展開
素材欄は「PUレザースエード」です。合成皮革のスエード調で、本革ではありません。そのぶん4色展開で、ベージュとグリーンが選べます。色で遊びたい方はこちらですよ。
タッセルとコインと、飾りのないもの

ブリティッシュタッセルレザーローファー 2色展開
当店で唯一のタッセルです。素材欄は「レザー」。ブラックとブラウンの2色で、17,800円と当店では最も高い部類に入ります。ジャケットを着る日に履くならこれです。

【迷ったらコレ!!】クラシックローファー
甲に切り込みの入った、いちばん教科書どおりのコインローファーです。ソールが厚めなので、細身のパンツと合わせると足元に重さが出ますよ。素材欄は合成皮革です。

シープレザー風トラッドローファー
素材欄は「シープレザー風合皮」。名前のとおり、羊革に似せた合成皮革です。飾りがほとんどないので、スーツにもデニムにも寄せられます。

<本格レザー仕様>カリグラフィ文字入りローファー 3色展開
アッパーが牛革、ライニングがシープスキン、ソールがラバー。当店で3層とも素材が明記されているのは、この型とウイングチップ、ダブルモンクスエードの3型だけです。ヒールは2.6cm。ブラック・ブルー・ブラウンの3色で、ブルーは深い青緑です。

<定番デザイン>レッドソールドレスローファー
甲に飾りがなく、履き口のラインだけで見せる型です。名前のとおりソールの縁が赤く入っています。歩いたときにちらっと見える、その1色だけの遊びですよ。

スエードフック金具ローファー 3色展開
甲にベルトと小さな金具が付いた型です。スムースレザーとスエードの切り替えになっていて、素材欄はPUレザー・ラバー・スエードの3つ。ネイビーがあるのは当店でこの型だけです。
素材を正直に書きます。本革は14型のうち4型です
ここは書きにくいところですが、書きます。
| 素材欄の記載 | 型数 | 該当 |
|---|---|---|
| 牛革・カーフと明記 | 4型 | カリグラフィ/ウイングチップ/ダブルモンクスエード/スエードイタリアン |
| 「レザー」とだけ記載 | 2型 | ダブルモンクレザー/ブリティッシュタッセル |
| PU・合成皮革と明記 | 8型 | 残りすべて |
14型のうち、素材欄に牛革・カーフと書いてあるのは4型です。「レザー」としか書かれていない2型は、本革かどうかを当店から断定できません。残り8型ははっきりPUレザーか合成皮革です。
では合皮は悪いのか、という話
合成皮革の利点
・雨に濡れても染みにならない
・クリームを塗る手入れが要らない
・カビが出ない
・本革より軽い
・同じ形が半額近くで買える
革靴を毎日履く方なら、むしろ合皮を1足持っておくほうが合理的です。雨の日に本革を履いて、翌日しわが固まったまま乾いてしまう。あれがいちばん靴を傷めます。
逆に、本革でしか出ないものもあります。履き込むと甲の折れじわが自分の足の形に決まっていく、あの変化は合皮では起きません。週に1〜2回しか履かないなら本革、毎日履くなら合皮。この分け方で失敗しにくくなりますよ。
ソールと踵の高さで、印象が変わります
素材の次に見てほしいのがソールです。当店の14型は、ソールの記載がこう分かれています。
ラバー・ゴム底
大半がこれです。滑りにくく、減りにくく、雨の日も履けます。かわりに、底が厚いぶん足元が少し重く見えます。
踵の高さが書いてあるのは2型だけ
| 商品 | ヒール |
|---|---|
| カリグラフィ文字入りローファー | 2.6cm |
| ウイングチップカーフレザーシューズ | 約2.8cm |
2.6cmと2.8cm。わずか2mmですが、この高さがあると足の甲から脚にかけての線がまっすぐ伸びます。ヒールが低い靴は楽ですが、足元が平たく見えます。身長を出したいのではなく、脚の線を切らないための2cmです。
厚底という選択もあります

ボリュームドレザーローファー
ソールが大きく張り出した紐靴です。名前に「ローファー」と入っていますが、写真のとおり紐で締める型ですので、そこはご注意ください。素材欄はPUレザーとラバー。9,980円と、この14型でいちばん手に取りやすい価格です。
紐靴という逃げ道があります
ここまでサイズの話をしてきましたが、どうしても不安な方に現実的な答えがあります。紐靴を選べば、サイズの失敗はほぼ消えます。甲で締められるので、多少大きくてもかかとが抜けません。

ウイングチップカーフレザーシューズ 4色展開
アッパーがカーフレザー、ライニングがシープスキン、ソールがラバー。ヒール約2.8cm。当店で3層とも素材が明記されている3型のうちの1つです。グレー・ブラウン・パープルなど4色あり、パープルは光の当たり方で紫に見える深い色です。

トリコロールエナメルローファー
こちらも名前に「ローファー」と入っていますが、写真のとおり紐靴です。エナメルの光沢で、履き口の後ろに赤・白・紺のテープが入っています。真っ黒な靴のなかで、そこだけ色が乗っている型です。
パンツの裾で、9割決まります
靴を選び終わったら、次は裾です。ここが合っていないと、どんなに良い靴でも決まりません。
当店でパンツの裾口を実測したことがあります。同じMサイズでも、裾口は32.6cmから51cmまでありました。18cm以上の差です。裾口が広いパンツでローファーを履くと、布が靴に乗って甲が完全に隠れます。せっかくのダブルモンクもタッセルも見えません。
目安は「靴の甲が見えるかどうか」
鏡の前で立って、甲の飾りが見えていればOKです。隠れていたら裾が長いか、裾口が広すぎます。ロールアップで1〜2cm上げるだけで、まったく違って見えますよ。
くるぶしが少し見えるくらいが、ローファーはいちばんきれいです。
裾の話は きれいめカジュアル メンズの記事 でも詳しく書いています。
靴下は「見せない」か「見せきる」かの二択です
いちばん多いご質問がこれです。答えははっきりしています。中途半端が最も悪く見えます。
見せない場合
フットカバー(浅履き)を使います。ローファーは履き口が浅いので、普通のくるぶし丈でも上から見えてしまいます。靴から布がのぞくと、それだけで全体が緩みます。
見せきる場合
無地の濃色を、パンツと同じ系統で選びます。黒のパンツに黒の靴下、ネイビーにネイビー。こうすると脚から靴までが1本の線になり、脚が長く見えます。
やらないほうがいいこと
・白い靴下を、黒や茶のローファーと合わせる
・くるぶし丈で、座ったときにすねが出る
・靴下だけ柄物にして、そこに視線を集める
季節でどちらかを決めてしまう
迷うなら、春夏は見せない、秋冬は見せきる。これで固定してしまうのがいちばん楽です。素足に見えるほうが涼しく、靴下が見えるほうが暖かく見えます。見た目の温度は、実際の気温と同じくらい印象に効きますよ。
ジャケットを着る日は、靴の艶で合わせます
ローファーだけ買っても、合わせるものがなければ履く機会は来ません。ここは服の側の話です。
艶のある靴には、落ち着いた生地を
エナメルや艶のあるレザーは、それだけで視線を集めます。上にツイードやフランネルのような起毛した生地を持ってくると、足元だけが浮きません。逆に上下ともつるっとした生地だと、全身が光って見えます。
スエードには、はっきりした柄を
スエードは光を吸うので、足元が沈みます。上にグレンチェックや千鳥格子のような柄物を持ってくると、上下のバランスが取れます。当店のジャケットは柄物が多いので、スエードとは相性がいいですよ。
柄の選び方は テーラードジャケット コーデ メンズの記事 に全型の分布を載せています。
スーツに合わせるなら
ビジネスの場では、紐靴のほうが無難です。ローファーは本来くつろぎ着の靴なので、格式の高い場では避けられます。ただし休日のジャケパンや、堅すぎない職場であれば問題ありません。
秋冬のローファーは、素材で選びます
ローファーは夏の靴だと思われがちですが、素材を変えれば秋冬も履けます。
スエードは秋冬の素材です
当店でスエード(またはスエード調)が入っているのは4型です。起毛しているぶん暖かく見えるので、10月から2月まではむしろスエードのほうが季節に合います。
雨に弱いのが弱点ですが、防水スプレーを履く前に1回かけておけば、ほとんど問題ありません。

ダブルモンクレザーローファー ブラック
エナメルは冬の夜に効きます
秋冬は服が重くなり、色も暗くなります。そこにエナメルを1点入れると、足元だけが光ります。暗い服装のときほど、艶のある靴が効きます。
当店の不備も書いておきます
この記事を書くために14型を全部調べて、直すべきところが見つかりました。
・サイズダウンの換算が書いてあるのは3型だけ。残り11型には記載がありません
・サイズ表記が統一されていません。12型はcm表記ですが、2型が海外表記のままです
・素材欄に「レザー」とだけ書かれている型が2型あります。本革かどうかを明記します
・商品名に「ローファー」と入っているのに、実物が紐靴の型が2型あります
順次直していきます。
海外表記の2型は、記事の表にcm換算の目安を書いています。
よくある質問
Q. ローファーは何cm下げれば正解ですか?
当店の商品ページに記載があるのは1.0〜2.0cmです。型によって違うので、まず商品ページの注記を見てください。記載がない型は、1.0cm下げから試すことをおすすめします。小さすぎると甲が痛くて履けなくなりますが、少し大きいぶんにはインソールで詰められます。
Q. かかとが抜けてしまいます
サイズが大きい状態です。ハーフサイズ下げるのが根本的な解決ですが、いま手元にある靴なら、かかとに貼るクッションで浮きを埋められます。それでも抜けるなら1サイズ大きすぎます。
Q. ローファーはビジネスで履いても大丈夫ですか?
職場によります。ローファーは本来くつろぎ着の靴なので、格式を重んじる場では紐靴が無難です。ジャケパンの職場や、来客の少ない日であれば問題ないことがほとんどです。迷ったら紐靴を選んでください。当店には紐靴も3型あります。
Q. 本革と合皮、どちらを買えばいいですか?
履く頻度で決めてください。週に1〜2回なら本革、毎日履くなら合皮です。毎日履く靴を本革にすると、乾く時間がないまま履き続けることになり、かえって早く傷みます。当店で牛革・カーフと明記されているのは14型のうち4型です。
Q. スエードの手入れはどうすればいいですか?
履く前に防水スプレーを1回、履いたあとに専用のブラシで毛を起こす。基本はこれだけです。クリームは塗りません。濡れてしまったら、乾いてからブラシをかけてください。乾く前に触ると毛が寝たまま固まります。
Q. サイズが24cmですが、選べますか?
選べます。cm表記の12型のうち7型が24cmから展開しています。ただし残り5型は25cmからなので、選択肢は半分ほどになります。海外表記の2型は、いちばん小さいサイズが約23.5cmと約24cmです。
Q. ダブルモンクとローファーは違うものですか?
ダブルモンクは甲にベルトが2本、バックルが2つ付いた形の名前です。紐で締めるタイプもあれば、ローファーのように足を入れるだけのタイプもあります。当店の3型はどれも足を入れるだけのタイプなので、サイズの考え方はローファーと同じです。
まとめ
ローファーは、普段のスニーカーより1.0〜2.0cm下げてください。
下げ幅は型ごとに違います。まず商品ページの注記を見てください。
甲の飾りが見えるところまで、裾を上げてください。
靴下は見せないか、見せきるか。中途半端が最も緩んで見えます。
当店の14型は、9,980円から17,800円まであります。ダブルモンクが3型、リボンが2型、タッセルが1型、コインが2型、飾りのないものが2型、ベルト付きが1型、紐靴が3型。全部並べて選べるようにしてありますので、まずはサイズから絞ってみてください。

