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2026/09/16 13:13

「ダウンは何度から」で調べると、上位の記事はそろって同じことを言います。フィルパワーと、ダウンの配合率で選びなさい。
正しい指標です。ただ、その数字を持って商品ページを開くと、書いてありません。
当店のコート38型で、フィルパワーの記載はゼロでした。
ダウン率が数字で読めるのは3型。そして「ダウンコート」を名乗る7型のうち、3型は素材欄にダウンがありません。
この記事の結論
名前がダウンでも、中身がダウンとは限りません。
当店のコート38型で、商品名に「ダウン」が入るのは7型。
そのうち素材欄にダウンの記載があるのは4型です。
残る3型のうち2型は、ポリエステル100%。これは中綿です。
そしてもう1つ。ダウンが要る日は、思っているより限られています。
38型のうちダウンは4型。残る34型で足りる気温のほうが、冬のあいだ長く続きます。
フィルパワーは、商品ページに書いてありません
※記事中の写真は当店の商品画像です。キャプションで名前を挙げているアイテム以外は、当店の商品ではありません。
※型数・寸法の記載は2026年9月時点の実測で、寸法はMサイズの数値です。気温は東京の平年値で、体感には個人差があります。フィルパワーとダウン率による選び方は上位サイトが掲載しているもので、比較の基準として触れています。
38型を数えました
| 項目 | 記載のある型 |
|---|---|
| フィルパワー | 0型 |
| ダウン率の数字 | 3型 |
| 素材欄にダウンの記載 | 4型 |
| 商品名に「ダウン」 | 7型 |
フィルパワーは、羽毛がどれだけふくらむかを表す数字です。数字が大きいほど、同じ重さでも空気をためる量が増えます。
指標としては正しい。でも通販の商品ページで確認できないなら、買う画面での判断には使えません。
名前がダウンでも、中身がダウンとは限りません
7型のうち3型は、素材欄にダウンがない
| 商品名 | 素材欄 |
|---|---|
| サイドスリットブラックダウンコート | ポリエステル100% |
| キルティングシングルチェスターダウンコート | ポリエステル100% |
| イタリアン裏地ステンカラーホワイトダックダウンコート | コットン65%・ポリエステル35%(表地のみ) |
ポリエステル100%は中綿です。羽毛ではなく、化学繊維の綿が入っています。
中綿が悪いわけではありません。濡れに強く、値段も下がります。ただ、ダウンだと思って買うと、暖かさの想定がずれます。
見分け方は「充填物」の行です
素材欄でこう書いてあれば、ダウンです
・ホワイトダックダウン90%
・(充填物)ホワイトダックダウン
こう書いてあれば、中綿です
・ポリエステル100%
・中綿としか書かれていない
表地の素材だけが書かれている型は、中身が判断できません。当店では1型がこれに当たります。
※商品名と素材欄に差がある型については、表記の見直しを進めています。
ダウンが要る日は、思っているより限られています
38型のうち、ダウンは4型です
| 気温の目安 | 選ぶもの | 型数 |
|---|---|---|
| 最低10度前後 | ウール40〜50% | 2型 |
| 最低5度前後 | ウール70%以上 | 5型 |
| 最低0度前後・風の強い日 | ダウン | 4型 |
東京で最低気温が0度を下回るのは、1月から2月のごく限られた日です。それ以外の冬の日は、ウールで足ります。
当店のコート38型でウールが入るのは16型。混率が数字で読めるのは9型で、40%から100%まで開いています。
ダウンが効くのは、風のある日です
ダウンの強みは、軽さと風の遮断です。同じ暖かさをウールで出そうとすると、重くなります。
逆に風のない日や、電車と室内を行き来するだけの日は、ダウンだと室内で暑くなります。脱いでも、かさばって持ちにくい。
5度の日の組み方は気温5度の服装は?メンズはコートの中で決まる、コートに切り替える時期はコートは何度から?メンズは襟で首を覆えるかで決まるにまとめました。
【ダウン4型】数字が読める3型と、読めない1型
ダウン90%|バスト126cmで中に何でも入ります

ホワイトダックダウンフェイクレイヤードコート。素材の表示が写っています
<しっかりとした暖かさが特徴>ホワイトダックダウンフェイクレイヤードコート ¥29,800
素材欄は(充填物)ホワイトダックダウン90%・中綿10%。Mサイズは着丈98cm、肩幅52cm、バスト126cm。バスト126cmは掲載8型でいちばん大きい数字です。
スーツの上からでも入ります。ダウン率90%が数字で読める3型のうちの1つです。在庫は54点です。
ダウン90%|チェスター型で通勤に使えます

ホワイトダックダウンチェスターコート。マフラーを合わせています
ホワイトダックダウンチェスターコート 2色展開 ¥26,800
素材欄はホワイトダックダウン90%。Mサイズは着丈93cm、肩幅47cm、バスト104cm。肩幅47cm・バスト104cmは、ダウン4型でいちばん細い数字です。
ダウンに見えない形なので、スーツの上でも浮きません。バスト104cmはダウン4型の下限なので、中はニット1枚までです。在庫は70点です。
ダウン85%|肩幅62cmで羽織るように着ます

フェイクレイヤードホワイトダックダウンコート。前が二重に見えます
フェイクレイヤードホワイトダックダウンコート ¥32,800
素材欄はポリエステル15%・ホワイトダックダウン85%。Mサイズは着丈93cm、肩幅62cm、バスト121cm。肩幅62cmは掲載8型でいちばん広い数字です。
肩を落として着る作りなので、中に厚手を入れても肩が突っ張りません。在庫は78点です。
ダウン率の記載なし|充填物としてのみ書かれています

スタイリッシュホワイトダックダウンジャケット。ベージュの1色です
スタイリッシュホワイトダックダウンジャケット 2色展開 ¥29,800
素材欄はコットン47%・ナイロン43%・ポリエステル10%・ホワイトダックダウン(充填物)。Mサイズは着丈98.5cm、肩幅55cm、バスト115cm。着丈98.5cmは掲載8型でいちばん長い数字です。
ダウンであることは書かれていますが、何パーセントかは書かれていません。表地がコットン47%なので、見た目はダウンらしくない仕上がりです。在庫は80点です。
【最低5度なら】ウール70%以上の5型
1月の東京で、最低気温が5度前後の日。ここはダウンではなく、ウールの出番です。
ウール100%|混率が読める中の最上位です

ピークドラペルキャメルポロコート。襟が大きく返ります
ピークドラペルキャメルポロコート ¥33,500
素材欄はウール100%。Mサイズは着丈94cm、肩幅47cm、バスト106cm。33,500円は掲載8型でいちばん高い数字です。
ウール100%は、混率が数字で読める9型の上限。ダウンより重いかわりに、室内で暑くなりません。脱いでも腕にかけられます。在庫は46点です。
ウール70%|ベルトで前を留められます

スタンドカラーウールトレンチコート。ベルトを結んでいます
スタンドカラーウールトレンチコート 2色展開 ¥22,800
素材欄はポリエステル30%・ウール70%。
ウール70%は、5度に耐える線です。ベルトで前を留めると、胸から腹に風が入りません。ダウンの前を閉じるのと同じ効果が出ます。在庫は72点です。
ウール70%|着丈95cmで膝にかかります

バルマカーン千鳥柄ウールコート。細かい柄が全面に入ります
バルマカーン千鳥柄ウールコート ¥21,800
素材欄はウール70%・ポリエステル30%。Mサイズは着丈95cm、バスト106cm。
当店のダウン4型の着丈は93〜98.5cmで、膝の上から膝にかかる長さです。着丈95cmのウールなら、太ももの前面まで覆えます。歩く時間が長い日は、こちらが効きます。残り34点です。
【最低10度なら】ウール40〜50%の2型
11月から12月上旬。ここでダウンを出すと、確実に暑くなります。
ウール46.3%|14,800円で裏ボア付き

ミドル丈シングルウールチェスターコート。タートルネックの上に重ねています
<暖かい裏ボア付き>ミドル丈シングルウールチェスターコート ¥14,800
素材欄はウール46.3%・アクリル5.2%・ポリエステル44.7%ほか。14,800円は掲載8型でいちばん安い数字です。
ウールは46.3%と半分以下。そのぶん11月の10度前後でちょうどよく、1月には中で足すことになります。
1着目のコートとして、いちばん外しにくい帯です。在庫は120点です。
バストで選ぶ|中に何を着るか
ダウン4型のバストは104〜126cm
| バスト | 中に入るもの |
|---|---|
| 104cm | ニット1枚まで |
| 115cm | ニット+シャツ |
| 121cm | スーツの上から |
| 126cm | スーツ+ニット |
ダウンは中にふくらみがあるぶん、表示のバストより着られる余裕は小さくなります。
スーツの上に重ねるなら、バスト115cm以上を選んでください。104cmだと肩が突っ張ります。
ウール側は106cmが上限です
掲載したウール4型のバストは106cmまで。スーツの上に重ねるなら、ダウン側から選ぶことになります。
スーツの上に着るコートの選び方はスーツに合うコート|着丈ではなく肩幅とバストで選びますにまとめました。
ダウンは何度から|掲載8型の早見表
| 気温 | 商品 | 中身 | 着丈 | バスト | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0度前後 | ホワイトダックダウンフェイクレイヤード | ダウン90% | 98 | 126 | ¥29,800 |
| 0度前後 | ホワイトダックダウンチェスター | ダウン90% | 93 | 104 | ¥26,800 |
| 0度前後 | フェイクレイヤードホワイトダックダウン | ダウン85% | 93 | 121 | ¥32,800 |
| 0度前後 | スタイリッシュホワイトダックダウン | ダウン(%なし) | 98.5 | 115 | ¥29,800 |
| 5度前後 | ピークドラペルキャメルポロコート | ウール100% | 94 | 106 | ¥33,500 |
| 5度前後 | スタンドカラーウールトレンチ | ウール70% | — | — | ¥22,800 |
| 5度前後 | バルマカーン千鳥柄ウールコート | ウール70% | 95 | 106 | ¥21,800 |
| 10度前後 | ミドル丈シングルウールチェスター | ウール46.3% | — | — | ¥14,800 |
1着目に買うなら、ダウンではありません
東京で最低気温が0度を下回るのは、1月と2月の一部の日です。12月と3月は、最低気温が5度から10度の帯に入ります。
つまりコートを着る4か月のうち、ダウンが本領を出すのは1月と2月の寒い日だけ。残りの日はウールで通ります。
1着目はウール。ダウンは2着目です。順番を逆にすると、1月と2月の一部の日のために先に予算を使うことになります。
買う順番を、日数で決めます
コートを着るのは12月から3月の4か月です
| 月 | 東京の最低 | 着るもの |
|---|---|---|
| 12月 | 5〜9度 | ウール40〜70% |
| 1月 | 2〜5度 | ウール70%以上/ダウン |
| 2月 | 3〜6度 | ウール70%以上/ダウン |
| 3月 | 5〜9度 | ウール40〜70% |
4か月のうち、ダウンが本領を出すのは1月と2月の冷え込んだ日です。
12月と3月は最低5度以上。ここでダウンを着ると、駅に着く前に脱ぐことになります。
2着で組むなら、この順番です
| 順番 | 買うもの | 価格帯 |
|---|---|---|
| 1着目 | ウール40〜70% | 14,800〜22,800円 |
| 2着目 | ダウン、またはウール100% | 26,800〜33,500円 |
1着目で12月と3月の4か月ぶんを受けて、2着目で1月2月の底冷えを足す。
逆にすると、着る日数の短いほうに先に予算を使うことになります。
※気温は東京の平年値です。地域によって差があります。
合わせるものまで決めれば失敗しません
中に着るニットは、獣毛から選びます
コートを厚くするより、中を獣毛にするほうが効きます。当店のニット113型のうち、獣毛が入るのは15型です。
下半身も冬の生地に替えます
上を厚くしても、下が薄いままだと脚から冷えます。0度の日は、パンツも冬のものに替える日です。
足元は革へ。底の冷たさが変わります
布の靴は、地面の冷たさがそのまま足の裏に来ます。革に替えるだけで、朝の立ち時間が楽になります。
よくあるご質問
Q. ダウンは何度から着ますか
最低気温が0度前後になる日と、風の強い日です。東京では1月と2月の一部の日に当たります。12月と3月は最低5〜10度の帯なので、ウールのコートで足ります。当店のコート38型で、素材欄にダウンの記載があるのは4型です。
Q. フィルパワーはどこを見ればいいですか
当店のコート38型では、フィルパワーの記載がありません。通販で確認できないので、代わりにダウン率の数字を見てください。当店で数字が読めるのは3型で、90%・90%・85%です。
Q. 「ダウンコート」と書いてあれば、ダウンですか
限りません。当店では商品名に「ダウン」が入る7型のうち、素材欄にダウンの記載があるのは4型です。残る3型のうち2型はポリエステル100%で、これは中綿です。素材欄の「充填物」の行を見てください。
Q. ダウンと中綿は何が違いますか
ダウンは水鳥の羽毛、中綿は化学繊維です。同じ厚みならダウンのほうが軽く、空気をためる量が増えます。中綿は濡れに強く、値段が下がります。どちらが良いかではなく、暖かさの想定が変わります。
Q. スーツの上にダウンを着られますか
バスト115cm以上を選んでください。当店のダウン4型のバストは104・115・121・126cmです。104cmだと肩が突っ張ります。ダウンは中にふくらみがあるので、表示のバストより着られる余裕は小さくなります。
Q. 1着目に買うならダウンとウールのどちらですか
ウールです。コートを着る12月から3月のうち、ダウンが本領を出すのは1月と2月の寒い日に限られます。当店ならウール46.3%の14,800円か、ウール70%の21,800円から。ダウンは2着目として足すほうが、着る日数あたりの元が取れます。
Q. ダウンは室内で暑くなりますか
なります。ダウンは風を止めて熱をためる作りなので、暖房の効いた室内では脱ぐことになります。そして脱ぐとかさばる。電車と室内を行き来するだけの日は、ウールのほうが扱いやすいです。
Q. ダウンの丈はどう選びますか
歩く時間で決めてください。当店のダウン4型の着丈は93〜98.5cmで、膝の上から膝にかかる長さです。駅から会社まで5分なら93cmで足ります。外で立つ時間が長い日は、長い側を選んでください。
まとめ|中身を確かめてから、気温を決めます
「フィルパワーとダウン率で選べ」と書かれていますが、
当店のコート38型で、フィルパワーの記載はゼロでした。
ダウン率が数字で読めるのは3型。90%・90%・85%です。
そして「ダウンコート」を名乗る7型のうち、3型は素材欄にダウンがありません。
2型はポリエステル100%。これは中綿です。
ダウンを着るのは、最低0度前後と、風の強い日。
12月と3月は最低5〜10度なので、残る34型のウールで足ります。
1着目はウール。ダウンは2着目です。
同じ読み方でニットを選ぶ話はニットは何度から?メンズはゲージではなく素材欄で決まる、コートの形を選ぶ話はコートの種類はメンズこそ襟で選ぶ!名前より形が先ですをどうぞ。

