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2026/08/19 21:07

天気予報が「最高気温20度」。この日の服装で迷わない人は、たぶんいません。

半袖では寒い。コートはまだ早い。ちょうど中間で、しかもその中間が一番むずかしい。朝は肌寒くて上着を持って出たのに、昼には荷物になっている。そんな一日になりがちです。

当店には今、シャツが64型、ジャケットが78型、カーディガンが15型あります。この記事では実際の素材と実寸を出しながら、20度の日に何を着ればいいかを整理します。

先に結論を書きます。20度の正解は、春と秋で逆になります。

※記事中の写真は当店の商品画像です。キャプションで名前を挙げているアイテム以外は、当店の商品ではありません。

最高20度と最低20度は、別の日だと思ってください

まず確認してほしいことがあります。予報の20度が最高気温なのか最低気温なのか。この2つはまったく違う日です。

最高20度の日最低20度の日
一日の幅朝12〜14度/昼20度朝20度/昼25〜28度
体感一日じゅう涼しい朝だけ涼しい
必要なもの羽織りは必須羽織りは朝だけ
失敗しやすい点薄着で夕方に冷える厚着で昼に汗をかく

最高20度なら、羽織りは着るもの。最低20度なら、羽織りは持つもの。この違いだけで失敗の半分は防げます。

最低20度の日は「脱いだあと」で決まる

最低20度ということは、昼は25度を超えます。羽織りは必ず脱ぐことになるので、脱いだ状態が主役です。

つまりインナーに何を着るかが勝負。上に何を羽織るかではありません。ここを逆にすると、脱いだ瞬間に部屋着みたいになります。

【春の20度】軽く見せる

春の20度は、これから暖かくなっていく20度です。3月4月の20度に、冬物の名残を着ていると重く見えます。

春は「軽さ」を足す季節。明るい色、薄い生地、透ける素材。気温が同じでも、季節が上がっていく方向なら軽く振ります。

春の20度に効く3つ

色を明るく 白・ライトブルー・生成り
生地を薄く リネン、シアサッカーのような凹凸のある織り
肌を少し見せる 袖をまくる、第1・第2ボタンまで開ける

イタリアンストライプリネンシャツ 2色展開 ¥9,380
リネン27%・バンブーパルプ25%・ポリエステル25%・コットン23%。着丈70〜78cm、肩幅44〜51cm。リネンが入っているので、汗をかいても肌に張りつきません。春の20度に1枚で着られます。

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生地のアップ。縦のストライプが軽さを出します

シアサッカーイタリアンカラーホワイトシャツ ¥8,250
着丈77〜84.5cm、肩幅41.5〜49cm。シアサッカーは生地に凹凸をつけた織り方で、肌に触れる面積が減るぶん涼しく感じます。ただし素材はポリエステル100%です。天然素材ではありません。そのぶんシワになりにくく、洗ってすぐ乾きます。

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春に羽織るならジャケット

春の20度でカーディガンを羽織ると、少し野暮ったく見えることがあります。春はジャケットのほうが軽く見えます。肩に構造があるぶん、シルエットが立つからです。

シアサッカーストライプテイラードジャケット ¥14,800
素材欄はポリエステル・スパンデックス。シアサッカーは織り方の名前なので、化繊でも成立します。着丈69〜73cm、肩幅44〜48cm。水色のシアサッカーで、当店のジャケット78型のなかで最も軽く見える一着です。20度の日に羽織って、暑くなったら手に持てる重さ。

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シアサッカーの凹凸。この織りが涼しさを作ります

春でもカーディガンを使うなら、短い丈を

どうしてもカーディガンを羽織りたい春の日は、着丈の短いものを選んでください。長い丈は生地の面積が増えるぶん、重く見えます。

ツイステッドケーブルカーディガン 3色展開 ¥7,680
ビスコース52%・ポリエステル29.7%・ナイロン18.3%。着丈61.5〜67.5cmで当店のカーディガンでは最短。腰が隠れないので、春でも重くなりません。肩幅45.5〜49.5cm。

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【秋の20度】重く見せる

秋の20度は、これから寒くなっていく20度です。9月10月に春物のリネンを着ていると、季節を1つ間違えたように見えます。

秋は「重さ」を足す季節。濃い色、起毛した生地、落ち感のある素材。気温は同じでも、方向が逆なので選ぶものが逆になります。

秋の20度に効く3つ

色を濃く インディゴ・カーキ・ブラウン・チャコール
生地に表情を デニム、コーデュロイ、チェック
首元を閉じる ボタンを1つ多く留めるだけで秋になります

イタリアンカラーインディゴデニムシャツ ¥8,280
素材欄はコットン。着丈71〜78.5cm、肩幅43〜48cm。秋の20度で最も使いやすい1枚です。デニムは色が濃いだけで秋に見えますし、生地に厚みがあるので夕方の冷えにも耐えます。

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襟元のアップ。イタリアンカラーは開けても閉じても様になります

デザインバンドカラーカーキシャツ ¥7,280
着丈75〜78cm、肩幅45〜48cm。襟のないバンドカラーで、首元がすっきり見えます。カーキは秋色の入口として使いやすい色です。
※この型は素材欄に記載がありません。順次追加していきます。

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秋に羽織るならカーディガン

春はジャケットでしたが、秋の20度はカーディガンのほうが自然です。これから寒くなる時期なので、柔らかい素材が季節に合います。

エレガントソフトニットカーディガン ¥6,380
ビスコース50%・ポリエステル28%・ポリアミド22%。着丈67〜73cm、肩幅54〜60cm。ビスコースは落ち感が出る素材で、ウールのように膨らまないので20度でも暑くなりません。

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カジュアルケーブルカーディガン 2色展開 ¥7,280
ビスコース50%・ポリエステル28%・ナイロン22%。肩幅39〜45cmで、当店のカーディガンで最も細身です。ジャケットの代わりにきちんと見せたい日に。

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最高20度ならジャケットの出番

一日じゅう20度を超えない日は、羽織りを脱ぐ機会がありません。脱がないなら、きちんとしたものを着たほうが得です。

グレンチェックシングルAWジャケット ¥14,800
素材欄はコットン。着丈70〜75cm、肩幅42〜44cm。コットンなのでウールより軽く、20度でも暑くなりません。白黒のグレンチェックは秋の入口にちょうどいい柄です。

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グレンチェックのアップ。遠目には無地に見えます

エルボーパッチ付きチェックジャケット ¥17,800
素材欄はコットン。着丈67〜70cm、肩幅41〜44cm。着丈67cmは当店のジャケットで最も短い部類で、脚が長く見えます。肘の茶色いパッチが英国調。

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ジャケットの選び方はテーラードジャケット コーデ メンズ|秋冬は柄と素材で選ぶで26型を柄別に整理しています。

羽織りの厚みは3段階で考える

20度前後で迷わなくなるコツは、羽織りを厚みで3段階に持っておくことです。枚数を増やすのではなく、1枚あたりの厚みを変えます。

段階厚み対応する気温当店の例
1薄い20〜23度ビスコース系カーディガン・シアサッカージャケット
215〜20度コットンのテーラードジャケット
3厚い10〜15度ウールジャケット・アウター

重ね着で調整しようとすると着ぶくれします。1枚を替えるほうが、見た目も体感もきれいに収まります。

なぜ枚数を増やすと失敗するのか

Tシャツ、シャツ、カーディガン、ジャケット。4枚重ねれば確かに暖かくなります。でも鏡を見ると、なぜか太って見える。

理由は単純で、重ねるほど首元と手首の線が増えるからです。線が増えるとそこに視線が止まり、体が分割されて見えます。厚みを1段上げれば線は増えません。

脱いだあとまで設計する

20度は羽織りを脱ぐ気温です。脱いだ状態が「下着っぽく」ならないものを選んでください。

具体的には、インナーをTシャツではなくシャツにする。それだけで、脱いだあとも成立します。ジャケットを脱いでTシャツ1枚になると、急にだらしなく見えるのはこのためです。

20度でよくある3つの失敗

朝の気温で全部決める 朝14度で厚着して、昼20度で汗をかく
去年と同じものを着る 同じ20度でも春と秋で見え方が違う
羽織りを持たずに出る 夕方は3〜5度下がります

とくに②が多いんです。「去年の10月はこれで大丈夫だった」と同じ服を4月に着ると、なぜかしっくりこない。気温が同じでも、季節の向きが逆だからです。

シャツ1枚で行ける日、行けない日

20度でシャツ1枚は、条件つきで可能です。

行ける 最低20度/日中/風がない/移動が少ない
行けない 最高20度/朝晩/風が強い/屋外にいる時間が長い

同じ20度でも、風速1mで体感は約1度下がります。風の強い日の20度は、実質17〜18度と思ってください。

スリムシルエットコットンシャツ ¥5,780
素材欄はコットン。当店のシャツで最も手ごろな価格帯です。1枚で着る日にも、羽織りの下にも使えます。

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イタリアンカラープレミアムカーキシャツ ¥6,980
着丈74〜78cm、肩幅43〜47cm。イタリアンカラーは開襟にも詰襟にもなるので、1枚で春と秋の両方に使えます。
※この型は素材欄に記載がありません。

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下半身は季節で変えなくていい

意外に思われるかもしれませんが、20度前後ならパンツは通年で同じもので構いません。体感を左右するのは上半身だからです。

合わせるパンツ春の20度秋の20度
スラックス(濃紺・グレー)
白・ベージュのパンツ△ 秋は重心が上がる
濃紺デニム
ショーツ△ 最低20度の日のみ×

変えるとしたら色だけです。春は明るいパンツ、秋は濃いパンツ。形は同じで構いません。

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サイズ感|20度こそ実寸で選ぶ

20度は羽織りを着たり脱いだりする気温です。脱いだときにインナーがだぼついていると、一気にだらしなく見えます。

シャツは着丈で決める

当店のシャツは着丈70〜84.5cmと幅があります。14cm以上の差です。

70〜74cm インしてもアウトしても可。迷ったらここ
75〜78cm アウト前提。腰が隠れる
79cm以上 完全にアウト向き。長め

羽織りは肩幅で決める

今持っている上着を平置きにして、肩の縫い目から縫い目まで測ってください。その数字に±2cmが目安です。

当店のカーディガンは肩幅39〜70cm、ジャケットは38〜50cm。同じ「M」でも別物なので、表記ではなく数字を見てください。

肩幅の考え方はカーディガン コーデ メンズ|色より季節より、まず肩幅を見るで詳しく書いています。

素材の話|正直に書きます

この記事で紹介した12型の素材欄を確認した結果です。

素材型数
コットンが主体4型
ビスコース主体3型
ポリエステル主体2型
リネン混1型
素材欄に記載がないもの2型

2型は素材欄が空欄のままです。当店の管理不足で、順次埋めていきます。

20度に向く素材、向かない素材

向く コットン(吸湿する)・リネン(張りつかない)・ビスコース(落ちる)
条件つき ポリエステル(乾くが蒸れる。風のある日向き)
向かない ウール・カシミヤ(20度では暑い)

当店のニット107型はウール混の厚手が中心なので、20度にはまだ早い型がほとんどです。15度を下回ってから出番になります。

気温別の早見表|20度の前後もまとめて

20度の日だけ分かっても、翌日が17度なら迷います。前後の気温もまとめておきます。

気温上半身羽織り
25度シャツ1枚・半袖不要
23度長袖シャツ1枚朝晩だけ
20度シャツ薄手のカーディガン
18度シャツジャケット
17度シャツニットジャケット
15度ニットジャケット・薄手アウター
12〜13度厚手ニットアウター
10度厚手ニットコート・ダウン

20度は「羽織りが薄手で済む最後の気温」です。これより下がると、羽織りの厚みを上げる必要が出てきます。18度を下回ったらジャケット、15度を下回ったらアウターだと考えてください。

よくある質問

Q. 最高20度の日、朝は何度くらいですか?

おおむね12〜14度です。日較差は季節や地域で変わりますが、春秋は6〜8度ひらくことが多いです。朝の12度に耐えられる格好で出て、昼に脱ぐのが基本形になります。

Q. 春と秋で本当に着るものを変える必要がありますか?

気温だけなら同じで構いません。ただしまわりの人の服装が違うので、浮いて見えます。9月にリネンの白シャツだと、季節を1つ戻したように見えてしまいます。色と生地感だけ合わせれば十分です。

Q. 20度でTシャツ1枚は寒いですか?

日中で風がなければ大丈夫です。ただし夕方には確実に冷えます。羽織りを1枚持って出てください。

Q. ジャケットとカーディガン、どちらが正解ですか?

春はジャケット、秋はカーディガンをおすすめします。理由は季節の方向で、春は軽く見せたいのでシルエットの立つジャケット、秋は柔らかく見せたいのでカーディガンが合います。

Q. 20度の日に半袖は変ですか?

最低気温20度の日なら自然です。最高気温20度の日だと、まわりから浮きます。予報のどちらの20度かを確認してください。

Q. 雨の日の20度はどうすればいいですか?

湿度が上がるので体感は下がります。20度でも17〜18度と考えてください。リネンは濡れると乾きにくいので、雨の日はポリエステル混のほうが快適です。

まとめ|20度は方向で決める

同じ20度でも、これから暖かくなるのか寒くなるのかで正解が変わります。

春の20度 明るい色・薄い生地・ジャケット
秋の20度 濃い色・表情のある生地・カーディガン
最高20度 羽織りは着るもの
最低20度 羽織りは持つもの

そして羽織りは枚数ではなく厚みを3段階で持つ。これだけで20度前後の日に迷わなくなります。

当店にはシャツ64型、ジャケット78型、カーディガン15型があります。実寸は全型のページに載せていますので、お手持ちの服と比べながら選んでみてください。

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