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2026/08/20 00:20

気温15度。ここまでの記事では、ずっとジャケットが主役でした。18度はジャケット1枚、17度はジャケットの下に1枚足す。どちらもジャケットの話です。

15度で、主役が入れ替わります。ジャケットは「上に羽織るもの」に下がり、ニットが服装の中心になります。だから15度は、ジャケットを買い足す気温ではなく、ニットを選び直す気温です。

当店にはニットが107型あります。この記事では、実際の素材と実寸を出しながら、15度の日に何を主役にするかを整理します。春の15度と秋の15度は着るものが変わるので、H2で分けました。

15度は主役がニットに変わる気温です

17度と15度の差は2度です。それでも着るものの考え方が変わるのは、ジャケットが「暖かさを稼ぐ役」から降りるからです。

17度15度
主役ジャケットニット
ニットの役割足す1枚服装の中心
ニットの素材コットンウール
ジャケットの役割見た目を締める風を止める
選ぶ基準ジャケットの柄と素材ニットの厚みと首元

17度の記事では「足す1枚はコットンのニット」と書きました。15度は違います。15度からはウールのニットを主役にしてください。

17度の考え方は気温17度の服装 メンズ|ここから1枚足しますにまとめています。

最高15度と最低15度は別の日

最高15度の日は、朝が7〜9度まで下がります。朝の8度は真冬に近い体感なので、この日はニット+ジャケットでも足りないことがあります。

最低15度の日は、昼が20〜23度まで上がります。この日はニットを着ていると昼に暑くなるので、薄手にするか、脱げる前提で組んでください。

この記事で「15度」と書いているときは、最高気温15度の日を指しています。天気予報で最低15度と出ている日は、18度の記事のほうが近いです。

【春の15度】明るいニットで軽さを残す

春の15度は3月中旬から下旬です。この先どんどん暖かくなる時期なので、同じ15度でも「軽く見せる」ほうが正解になります。

具体的には、白・アイボリー・ライトグレーのニットです。黒やチャコールを着ると、気温は合っていても季節が合っていない印象になります。

春はチルデンニットが効く

Vネックに色のラインが入ったニット(チルデンニット)は、白地なので春に向きます。ラインの色が差し色になるので、これ1枚で服装が決まります。

ホワイトチルデントリコロールニット ¥8,280
メリノウール・アクリル。着丈64〜67cm、肩幅42〜45cm。白地に紺と赤のライン。メリノなので目が詰まっていて、15度でも1枚で成立します。着丈が短めなので、ジャケットの下でもたつきません。

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シンプルチルデンウールニット 3色展開 ¥7,480
素材欄の記載はウール。着丈68〜71cm、肩幅42〜45cm。白・ネイビー・グリーンの3色。春は白、秋はネイビーかグリーンと、1型で両方の季節に使えます。

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春の羽織りはスエードが軽い

春の15度でウールのジャケットを着ると、素材だけ冬のままになります。スエードは同じ厚みでも見え方が軽いので、3月に向きます。

レトロスタンドカラースエードジャケット 2色展開 ¥19,800
素材欄の記載はスエード。着丈63〜69cm、肩幅43〜48cm。ピンクとグレーの2色で、どちらも春向きの色。スタンドカラーなので、下にVネックのニットを入れても首元が重なりません。

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【秋の15度】ウールが本番になる

秋の15度は11月上旬から中旬です。これから寒くなる時期なので、春とは逆に「重く見せる」ほうが正解になります。

17度の記事では「ウール混のジャケットが解禁」と書きました。15度は解禁ではなく本番です。ニットもジャケットも、ウールを主体にして構いません。

秋の主役は首元が上がったニット

モックネックケーブルウールニット 5色展開 ¥5,280
素材欄の記載はウール。着丈62〜63cm、肩幅39〜41cm。肩幅39〜41cmは当店のニットで最も細い部類で、ジャケットの下に入れても肩が重なりません。5色から選べます。

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首元の高さで迷う方はモックネックとは?タートルネックとの違いとメンズニットの選び方もどうぞ。

刺繍入りネイビーチルデンニット ¥7,980
素材欄の記載はウール・コットン。着丈66〜70cm、肩幅44〜48cm。ネイビー地に赤と金のライン、胸に紋章の刺繍。1枚で完成するので、上に何も羽織らない日でも成立します。

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パターン柄ジャガードニット 2柄展開 ¥6,980
素材欄の記載はウール。着丈66〜70cm。柄が主役になるタイプなので、上に羽織るなら無地のジャケットにしてください。柄の上に柄を重ねると15度でも落ち着きません。

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上に羽織るジャケットはウール60〜70%

トリコロールウール千鳥柄ジャケット ¥17,800
ウール60%・ポリエステル40%。着丈68〜76cm、肩幅42〜48cm。15度でいちばん出番が多い1着です。千鳥柄なので中は無地のニットで受けてください。

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チェック柄ツイードウールボンバージャケット ¥22,800
ウール70%・ポリエステル30%。着丈67〜71cm、肩幅47〜52cm。肩幅47〜52cmとゆったりした作りなので、中に厚手のニットを入れる前提の型です。ニットが薄いと余ります。

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ウールは何%から着ていいのか

「ウールのジャケット」と言っても、混率で着られる気温がまったく変わります。同じ15度でも、ウール30%と80%では別物です。

ウール混率適した気温15度では
ウール30%前後16〜19度やや心もとない
ウール40〜70%13〜17度ちょうどいい
ウール70〜80%11〜15度中を薄くすれば可
羊毛80%以上8〜13度暑すぎる

15度の目安はウール40〜70%です。この記事のジャケットが60%と70%なのは、そこを狙っているからです。ウール80%以上の型は当店にもありますが、それは12度以下で使ってください。

【ビジネスの15度】ジャケットの下に何を入れるか

15度は、私服より先に仕事着で困る気温です。シャツ1枚では寒く、ニットを入れると膨らむ。スーツやジャケパンだと、この調整が難しくなります。

答えは、ハイゲージのVネックを1枚だけ入れることです。丸首を入れるとネクタイが隠れ、厚手を入れると肩が上がります。薄くて、Vが深いものを1枚。それ以上は足さないでください。

ブラックシャドーチェック柄シングルジャケット ¥15,800
ポリエステル43.9%・ウール33.2%・アクリル16.8%・その他。着丈68〜76cm、肩幅43〜48cm。黒地に同色のチェックなので、離れて見ると無地。仕事にも使えて、私服にも振れるのがこの1着の役割です。

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クラシックウールカシミア混チェックダブルジャケット ¥19,800
ポリエステル71%・カシミア17%・ウール12%。着丈67〜72cm、肩幅43〜48cm。ダブルなので前を閉めれば風が入りません。カシミアが17%入っているぶん、表面の光り方が落ち着きます。

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15度でよくある3つの失敗

失敗1|まだコットンのニットを着ている

17度で正解だったコットンのニットを、15度でもそのまま着てしまう。コットンは空気を含みにくいので、15度では寒さが抜けません。2度下がったら素材を変えてください。

失敗2|ニットもジャケットも厚い

寒いからと両方厚くすると、腕が上がらなくなります。厚みは片方だけです。ニットを厚くするならジャケットは薄く、ジャケットをウール70%にするならニットはハイゲージにしてください。

失敗3|首元が寒いまま我慢している

15度で寒く感じるとき、原因の多くは首元です。丸首のニット1枚だと、首から冷気が入ります。モックネックに変えるだけで体感が2度上がります。着る枚数を増やすより先に、首元を上げてください。

下半身は細く保つ

上がニット+ジャケットで厚くなるぶん、下は細くしないと全体が四角く見えます。15度はシルエットの管理が必要な気温です。

パンツ15度での評価
センタープレスのスラックス 縦の線で厚みが目立たなくなります
濃紺デニム◎ 細身なら秋の15度に合います
グレーのウールパンツ◎ 上下でウールがそろい落ち着きます
白・ベージュのパンツ春◎/秋△ 秋は重心が上がります
ワイドパンツ△ 上も下も膨らみます

迷ったらセンタープレスのスラックスです。縦の線が1本入るだけで、上半身の厚みが半分に見えます。

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サイズ感|羽織る前提で選ぶ

15度のニットは、単体で試すと判断を誤ります。上にジャケットを羽織った状態が本番だからです。

目安は、ニットの肩幅がジャケットの肩幅より3cm以上小さいことです。この記事の組み合わせで言えば、モックネック(肩幅39〜41cm)に千鳥柄ジャケット(肩幅42〜48cm)なら収まります。

部位ニット単体ジャケットの下に入れる場合
肩幅44〜46cm40〜43cm
着丈68〜72cm62〜68cm 短めが正解
手首が隠れる手首が出るくらい

当店は全型のページに着丈と肩幅を載せています。いま持っているジャケットの肩幅を測って、そこから3cm引いた数字で探してください。

素材の話|掲載11型の内訳

記事で紹介した11型が、実際にどんな素材なのかをそのまま出します。混率が書かれていない型もあるので、それも正直に書きます。

素材欄の書かれ方型数該当
ウール60%以上・混率あり2型千鳥柄60%/ツイード70%
混率あり・ウールは一部2型シャドーチェック33.2%/ダブル12%
「ウール」としか書かれていない3型チルデン3色/モックネック/ジャガード
繊維名のみで混率なし2型メリノウール・アクリル/ウール・コットン
スエード1型スタンドカラー
コットン100%1型ニットブルゾン

「ウール」としか書かれていない型が3型あります。何%かは商品ページにも書かれていないので、この記事でも書けません。手触りは商品写真の拡大でご確認ください。

※ 商品写真の色味は、お使いの画面によって実物と差が出ることがあります。

編み方で厚みが変わる

同じウールのニットでも、編み方で15度に合うかどうかが変わります。素材だけ見て買うと、届いてから厚すぎたと気づくことになります。

編み方見た目15度では
ハイゲージ(目が細かい)表面が平らジャケットの下に最適
ケーブル(縄目の柄)凹凸が出る1枚で着るなら◎ 下に入れると膨らむ
ローゲージ(目が粗い)ざっくり△ 12度以下向き
ジャガード(柄編み)柄が主役◎ 上は無地で受ける

この記事のモックネックとチルデンはケーブル編みです。ケーブルは縄目のぶん厚みが出るので、ジャケットの下に入れるなら肩幅に余裕のある型を選んでください。ツイードのボンバー(肩幅47〜52cm)を合わせたのはそのためです。

色は3色までに収める

15度は3枚重ねになるので、そのまま組むと色数が増えます。上半身に3色を超えると、素材や実寸が合っていても雑に見えます。

組み合わせ色数評価
白ニット+茶ジャケット+黒パンツ3色◎ 春の基本
ネイビーニット+グレージャケット+濃紺デニム3色◎ 秋の基本
柄ニット+柄ジャケット+色パンツ5色以上× まとまりません
同系色でそろえる1〜2色◎ ただし平坦になりがち

チルデンニットのように白地にラインが入っているものは、ライン1本で色数を稼げるので便利です。この記事で春にチルデンを勧めているのは、その理由もあります。

15度を下回った日に

15度の翌週には12度の日が来ます。その日はジャケットでは足りず、アウターに変わります。ただし急に厚くする必要はありません。

フロントジップニットブルゾン ¥7,480
コットン100%。着丈63〜69cm、肩幅40〜43cm。ニットとブルゾンの中間にあたる型で、ジャケットの上からでも下からでも使えます。15度の朝と12度の日をまたいで着られます。

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気温別の早見表

気温主役構成
20度インナーシャツ+薄手の羽織り
18度ジャケットシャツ+ジャケット
17度ジャケットシャツ+コットンのニット+ジャケット
15度ニットウールのニット+ジャケット
12〜13度ニット厚手ニット+アウター
10度コート厚手ニット+コート

この表で見ると、15度が主役の切り替わり点だとわかります。18度と17度はジャケットの記事、15度から下はニットの記事になります。

よくある質問

Q. 15度でコートは早いですか?

早いです。コートを着ると中を薄くしないと暑くなり、結局寒くなります。コートの出番は12度を下回ってからと考えてください。

Q. ニットの下にシャツは必要ですか?

Vネックなら必要です。襟が見えると首元が整います。モックネックやタートルなら不要で、素肌に着るほうがすっきりします。

Q. ウール100%はチクチクしませんか?

メリノウールなら繊維が細いのでチクチクしにくいです。「ウール」としか書かれていない場合は種類が判断できないので、下にシャツを入れておくと安全です。

Q. ニットとジャケット、どちらに予算をかけるべきですか?

15度はニットです。17度まではジャケットでしたが、15度はニットが主役で、着ている時間も長くなります。主役が変わったら、予算の置き場所も変えてください。

Q. 15度で汗をかくのは着すぎですか?

屋内で汗をかくなら着すぎです。15度向けの服装は、屋外基準で組んで屋内で1枚脱げるようにしておくのが正解です。ジャケットを脱いでニット1枚になれる構成にしてください。

Q. 春と秋で同じニットを使い回せますか?

色が明るければ使い回せます。この記事のチルデンニット3色展開なら、春は白、秋はネイビーかグリーンで1型を両方の季節に使えます。

まとめ|15度はニットで決まる

主役がニットに変わる ジャケットは上に羽織るものに下がります
素材はウールへ コットンのニットは17度まで
ジャケットはウール40〜70% 80%以上は12度以下用
厚みは片方だけ ニットとジャケットの両方を厚くしない
寒いときは首元から 枚数より首の高さ

当店のニット107型のうち、15度に向くのはウール主体の型です。実寸と素材は全型のページに載せていますので、いま持っているジャケットの肩幅から3cm引いた数字を目安に選んでみてください。

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